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飯島 裕之
マーチャントクラブ広報委員 / 取材担当の飯島裕之(KunKun)です。この記事では、マーチャントクラブに所属する経営者へのインタビューを通じて、その人の魅力に迫りながら学びをお伝えします。

今回取材するのは、クラブNO.100・来客メディアコンサルタントの佐藤旭さんです。

マーチャントクラブ定例会の講師登壇経験も複数あり、出版実績(Amazon「SNS・ブログカテゴリー」でベストセラー1位)もある、Web・ブログ集客の専門家・佐藤旭さんに、出版時の裏話から肩書きに隠された想いを語ってもらいました。

また、ブログ歴7年の中、成果が出なかった時期が約3年間もある苦労人の彼が、どのように苦しい時期を乗り越えたのか?取材を通じて、佐藤旭さんの魅力に迫ります。

前編をご覧になっていない場合は、こちらか前編取材記事へどうぞ!

肩書きを“集客”でなく”来客”にしたのはお客様の立場を考慮しての事

飯島 旭さんは肩書き”来客メディアコンサルタント”がとても印象的で素敵だなと思うんですけど、あえて”集客”にせず”来客”にした理由っていうのは何かあるんですか?

佐藤 そうですね。一番わかりやすいところで言うと、自分がお客さんの立場だったらっていう視点で考えた時です。

この業界だと、よく「今月売り上げ〇〇円!」とかいう売り上げ自慢みたいなのがあるじゃないですか。それ見てもちろん「わー!すごい!」とか思ったりはするんですけど…クライアント側からすると「その中の50万は僕かあ」って。なんとなく悲しいかなって思うんです。

「その人の実績の一つになっちゃった…」みたいな!

集客集客!って言ってる人のところに行って「集客教えてもらいました!」となっても、自分自身も集客されたってことになるじゃないですか。それだと、ホイホイされた感があるのかなと思って。まぁ、気持ちの問題なんですけどね。

この業界では、集客とかってよく言うかもしれないけど、お客さん的には別に集客されに来てるんじゃなくって、来店してるし普通にそこへお願いしに来ているわけだから。

飯島 なるほど!それで”来客”って言葉なんですか!謎が解けました(笑)

出版する書籍のテーマを移り変わりの早い『ブログ』にするのに…実は相当悩みました

飯島 そんな旭さんは、著書の『UP-BLOG』でAmazonランキング三冠達成してらっしゃいますよね!?

佐藤 そうなんですよ!もうすぐ2年経つんですけど、未だに売れていて!

飯島 いやぁすごいですよね!2年経つということなんですが、Web制作やブログ構築の情報って、進化のスピードが速いイメージがあるじゃないですか。そんな中で、”ブログ”を書籍のテーマにする際に心がけた点はありますか?

佐藤 そこはすごい悩んだところなんです。

やっぱり本に残るっていう事は、出版後に何か情報が変わってしまった時に「これ違うじゃん!」っていう不満が絶対出てきてしまうじゃないですか。

なので、残しても大丈夫な事。この先も変わらないであろう本質的な事をなるべく書きつつ、だけど自流に流されない事を書きました。少し抽象度が上がっちゃう部分もあるんですけど。そこをなるべくどうやって具体化させて書くか?っていったところは、すごい悩んだところではありますね。

飯島 えぇ、おもしろいです!

佐藤 特にブログでね、例えばシステムの話とかで「ココはこういう設定をしましょう!」って書いたとしても…半年経ったらもうバージョンアップもしちゃってるんで。

今なんてWordPressも以前と比べて中身が全然別物になってしまってますからね。なので、そういったテクニカルな所には触れないんだけど、「これは必要だよ!」っていう事実は伝えた上で、「じゃあそのためにどうすんの?」っていう。ポイント絞ることには結構気をつけましたね。

飯島 やっぱり意識されてたんですね。

佐藤 相当悩みました(笑)

飯島 ありがとうございます。

成果が出なかった時期は苦しかった!でもだからこそブログの専門家として振り切れたんです

飯島 ブログをテーマにした書籍を出されてますが、その中でブログ歴が7年になるんですよね!前半のインタビューでもお話していただいたんですけど、最初は情報商材を扱う、いわゆるネットビジネスに取り組んでたんですよね。

それで成果が出ずに、Web制作に振り切ったっていうことですが、どうして思い切って方向転換出来たのですか?今取り組んでいることと別のことをする!っていうのは、結構勇気がいることじゃないですか?

佐藤 どうなんですかね!僕の場合、逆に成果が出ていなかったので。もう「やばいなこれ!」ってなってて「他に何かないかな?」って考えてましたから。僕はよくそれを”副産物”って言うんですけど。

要はネットビジネスをやっていた中で、身についた技術っていうのがWeb制作だったんですよね。実は他のところでニーズがあって「普通にこれでお金発生して感謝されるんだ!?」って気付いて。だったらそれで良くない?みたいな。

結局ネットビジネスのスキルとかノウハウって、後から効いてくるんですよ。今思い返しても最初成果が出なかったのは良かったのか悪かったのかはわからないですが…とにかく苦しかったですね。でも、成果が全く出てなかったからこそ思い切って切り替えられた!っていう感じですかね。

無料オファーしても、一件も登録なかったですから(笑)

飯島 ありがとうございます。そうそう!旭さんの奥様もブログやってらっしゃるんですよね!元々やってなかったところから、ブログ構築を指導したらグルメ分野にて月間10万アクセス規模のメディアに成長したと。

これすごいことじゃないですか!じゃらんとか、大手メディアからグルメレビュー記事の依頼が殺到してるって。

佐藤 そうですね。こうなるとは思ってなかったんですけどね(笑)

もう今は、子供も産まれたのでお休みしちゃってますけども。もう僕、あっという間に抜かれちゃったんですよ。その時の僕のブログは月に3万とか4万ぐらいのアクセスだったんですけど、妻のはあっという間に10万いっちゃって(笑)

所属したコミュニティで同期の存在があったから辛い時期を乗り切れた

飯島 それでいうと旭さんは奥様以外にも個人法人問わず、数多くの指導実績あるじゃないですか。紆余曲折あって辛い時期をたくさん経験してきて、3年目でようやく結果が出始めたとのことですけど。

それまで2年3年って大きな成果が出ない中で、粛々と続けてきた期間ってあるわけじゃないですか?これって凄いことだと思うんですけど、旭さんがそういう不安な時期を突き進む際に、心掛けるべき点っていうのはありますか?

佐藤 僕の場合は成果が出てからマーチャントクラブに入会したっていうのがあるんですけど、その前も、ディスカバリーの小澤さんのコミュニティがあったり。そこから派生して今も仲良くしている同期がいるんですけど、同期だけのコミュニティもあったりして。

結局のところ大事なのは「1人でやらない」っていうところだと思うんですよね。ネットビジネスとか特にブログとかって、極論言うと1人で出来てしまう部分もありますし、そういうイメージをすごく持たれがちなんですけど、実際成果が出てる人の共通点って…1人でやってないって部分なんですよね。

どこかのコミュニティに所属してて、例えばアフィリエイトだったらアフィリエイター仲間がいるコミュニティがそこに出来上がってる!みたいな。具体的にコミュニティに入会するって形ではなくても、情報交換できる環境として”仲良しグループ”みたいなものがあったりね。

とにかくやっぱり「1人ではやらない」。ライバルの活躍にたまに悔しくなって「うぅ〜俺もやってんのにっ!」みたいなときはありますけど(笑)それはそれで燃えますし、逆に落ち込んでしまったときにちょっと励まし合えたりとかもある。

やっぱり厳しい世界なのでね…「なに、傷舐め合ってんだよ!」って言われえちゃえばそこまでかもしれないんですけど。

とは言っても、「がむしゃらに!」って1人で出来ることには絶対限界があるので。だからやっぱり1人ではやらない!というところですかね。

僕はそこが、今でもすごく救われているところですし、当時1人だったらとっくに辞めてます。

そういう意味で、最初小澤さんのディスカバリーアカデミーの教材買って、その翌月くらいにちょうど一周年記念のセミナーが行われたのはラッキーでしたね。速攻で繋がってコミュニティに入る!みたいな感じからのスタートだったので。

飯島 そこで同期の仲間が出来たということですか?

佐藤 そこで、「こういう人たちがいるんだな!」っていうのを知って、僕の中で芽生えたのは「出し抜いてやる!」って(笑)「絶対この中で生き抜いてやる!」って思って。

そのセミナーで課題が出されたんですけど、小澤さんが「絶対これやる人、会場に数人しかいないです」って言っていて、絶対一番最初に出してる!と思ったんですね。

で、懇親会が終わった後、電車の中でもやって、帰ってからもやって、すぐに送って。という感じでアピールをして、とにかくコミュニティを活用しようっていうのがありました。

めっちゃ投稿してみたりしてたんですよ!するとその時に同じように火がついて一緒にやるメンバーがいて、そこから仲良くなったって感じですかね。「記事こんなの書いてみたらどう?」とか「レポートこうしよっか!」みたいなこともやっていて。技術的に上手な人もいらっしゃるので教えてもらったりもしてて、結局1人ではやってなかったってことですね。

飯島 なんか、基準値とかスキルも上がりますもんね。結果的に!それで成果が出るまで乗り切ったってことですもんね!

佐藤 そうですね。それがなかったら無理でした。本当に3ヶ月で辞めてたと思います。

飯島 旭さん、ありがとうございました!

クラブNO.100・佐藤旭プロフィール

来客メディアコンサルタント 佐藤旭


ブログ集客の専門家として、ブログからの集客とブログを活用したビジネス展開術を教える事を得意としている。

WordPressブログ運営開始から約2年間、「親切なWikiペディア状態」と言われ(そのご指摘通りだったわけですが…)、『アクセスなし』『売り上げなし』『集客ゼロ』に苦しむも、その後既存記事を『リライト』する手法で検索1位にする独自のノウハウを確立。

運営メディア「UP Blog」:激戦区「ブログマーケティング」分野において5年間 検証サイクルを回し続けた結果、ビッグキーワード・ミドルキーワードともにSEO検索結果上位を多数獲得。

アドセンス広告収益のみを狙う「ブロガー型メディア」ではなく、同一ブログ上にて物販・コンテンツ販売・自社オンラインサロン販売・自社コンサルティングサービス販売を多面展開する「集客用資産メディア」の構築を個人・法人クライアントに指導。

WEB経由の売上記録更新、ビッグキーワード上位獲得等の指導実績 多数。

これまでに自信が運営するオンラインスクール、コンサルティングで延べ100名を超える指導実績を持ち、著書『UP-BLOG』はAmazonのSNS・ブログカテゴリーでベストセラー1位を獲得。

妻にブログ構築を指導したところ、グルメ分野にて月間10万アクセス規模のメディアに成長し、「じゃらん」「macaroni」「Holiday」等大手メディアよりグルメレビュー記事の執筆依頼が殺到。

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インタビュアー / 飯島裕之

飯島裕之(kunkun)/ 企画構成作家


1985年東京都江戸川区生まれ。企画構成作家、HIPHOPクリエイター。

2016年の12月、菅智晃氏からの教材購入をきっかけにアフィリエイトに参入。開始1年で会社員としての月収を超え個人事業からの収入基盤を確立。

その後、総購入者数7千人を超える人気ビジネス教材の講師に就任、5万作の電子書籍の中から優秀賞を受賞するなど瞬く間に頭角を表す。これまでの指導実績は上場企業も含め7社・500人以上。

現在、数多くのイベント主催から培った企画力・Web販売から培った販促力を機軸に、売上に伸び悩む実業家やクリエイターの『Web制作』『サービス設計』『企画提案』などプロデュースに従事。裏方として黒衣に徹しながらも、ブレイクダンス/グラフィティアートなど、エンターテイメントの分野に長く生息してきた事からHIPHOPクリエイターとしての顔も持ち合わせ、アート創作の仕事もひっそりと受注を続けている。

佐藤旭さんのインタビュー前編も合わせてご覧ください。