独立してビジネスをスタートする以上は、継続していきたいという気持ちは誰もが持っていますよね。リピートの施策は数多くありますが、突き詰めていけばいつも答えはシンプル。もし、ビジネスが単発商品やサービスで留まり、新規獲得しか道がないと思っている方は参考にして下さい。

継続ビジネス=お客さんからの継続支持

継続的なビジネスを構築するという事は、お客さんと継続的にお付き合いをしていく事と同じです。継続的にお客さんと付き合っていくための全商品、全サービスであると考えましょう。自分の人生を変えるために独立した方、自分の夢を叶えるために独立した方も多いと思いますが、提供する商品やサービスは、お客さんのためにあるものですよね。

家族や友人にサプライズしようと思った時の気持ちを、自分のお客さんに向ける。お客さんは商品を購入してから始まりで、僕らも販売してからが始まりです。売って終わりのパターンだと、最もコストがかかる新規獲得に常時躍起にならなくてはいけません。新規獲得も大事ですが、既存のお客さんを向き合う事で着実に会社、もしくはあなた個人の支持が定着していきます。

商品やサービス単体ではなく、その後のフォローも含めていかに喜んでもらうか?ここに尽きるというのが10年の経験で感じた事でした。でも、中にはそうは言ってもなあと思う方もいるでしょう。僕も初めは同じ気持ちでした。

ビジネスは仕組みが2割、人が8割のバランスで上手くいく

僕自身、大人の世界やお金が絡む世界では、しのぎを削るのが当然だという先入観を持ったまま、ネットビジネスに取り組んだ背景もあります。そんな自分が、いつしか共存共栄のビジネススタイルを敷き、実践して結果を残す事で証明し、ある時は健全化のために社団法人の理事を引き受け、お客さんに喜んでもらうためにという真っ当な事を真剣に話す…。正直そんな日が来るとは起業当初の自分からは想像もつきません。昔の自分がこれを読んだらひっくり返ると思います。

ですが、ビジネスの経験を積めば積むほど、人からの恩恵を強く感じた事や、目標としている先輩起業家の生き方に強く感動を覚えた事など、気が付けば10年間のビジネス経験のどこを振り返っても、お客さんや仲間と一緒に作り上げて来た思い出ばかりが浮かぶのです。完全に自分1人でやってきた事って何かあったかなというくらいに。責任は率先して背負ってきましたが、やはり仕組みが2割、人が8割がビジネスです。

ビジネスの成長はお客さんとの二人三脚

僕は、元お客さんで今はパートナーという人がたくさんいます。顧問コンサルティングは元々、1年後に一緒にビジネスがしたいなと思える人だけを迎えています。少人数制にしているのもそのためで、例えば30名のコンサル生が卒業した後は、最大で30通りのビジネスを一緒に楽しめるチャンスが出来る事になります。つまり、取り組むビジネスの全ては通過点という答えにも行き着きます。

お客さんにメールマガジンを送り、時にサプライズ企画を考え、エンタメ要素を交えて飽きられないオファーが出来るように工夫し、アンケートで直接声を聴きながら次作の商品やサービス作りをしていきます。モニターを募って意見をもらったり、率先して意見をくれた人ととそのまま組んでしまう事もありました。どの分野に進むかによってお客さんとの繋がり方は変わってきますが、一緒に成長していく、一緒に楽しめる事を目標においておくと変な方向には行かなくなります。

誰もが知っている人ではなく、お客さんにとっての有名人になろう

最近のインターネットビジネスを見ていると、お客さんの財布からいかにお金を奪うかという感覚の元に、強引かつ誇大なアプローチが横行している現実もあります。焼畑的な展開は新規を追いかけ続けるしかなくなるので、最初のうちは事実から目を背けていても、お金が入ってくる事で夢中になりますが、目先の「楽さ」「片手間感」「お金」という誘惑に駆られる事は、自ら継続の道の放棄してしまっている事に繋がります。やはり不幸にするビジネスはお客さんにとっては、百害あって一利なしです。

「誰に何を売るか」というシンプルさ故に奥深いビジネスですが、お客さんに喜んでもらうビジネスにするのも、悲しませるビジネスにするのも、自分の気持ち1つで決まります。長期継続のためには、予めセールス段階で来てほしいお客さんだけを集める事で、顧客に向き合う事が楽しくなります。短期的な目線ではなく、将来的な視点を持ちましょう。飛び込んだ市場で付け焼き刃のブランド構築をするくらいなら、既存のお客さんにとっての有名人、ヒーローであってほしいと思います。

弊社の顧問コンサルティングは、内側(お客さん)からの広がりで、口コミだけで7年間続いています。向き合う姿勢は必ずあとから活きてきます。